硬い人
ストレッチやってる人
と言ったように、身体が硬いことでストレッチとかヨガとかに抵抗を感じている人いると思います。
そんな方々にオススメしたい本が「世界一伸びるストレッチ」です。
目次
世界一伸びるストレッチの著者は
著者の中野ジェームズ修一さんとは、以下の経歴の肩書きの持ち主です。
・(株)スポーツモチベーション最高技術責任者
・ 米国スポーツ医学会認定運動生理学士
・ アディダス契約アドバイザリー
・ 日本健康心理学会認定健康心理士
・ 早稲田大学エクステンションセンター講師
・ 日本コアコンディショニング協会マスタートレーナーA級講師
・ 全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会プログラム開発アドバイザー
経営者、運動生理学士、トレーナー、アドバイザーなどで幅広く活躍されている方です。
テニスのクルム伊達公子選手の現役復帰に貢献したり、卓球の福原愛選手を指導されたり、2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導を担当されています。
(出展:CLUB100)
そんな、中野ジェームズ修一さんが経営されているのが、完全会員制のパーソナルトレーニングジムCLUB100。
生活習慣病の予防・改善の指導や、競技のパフォーマンスアップを目的のジムです。
ジムの年会費が15万円、パーソナルトレーニングが90分で8,800円ほどで高めの値段設定がされています。高めの値段にも関わらず、入会待ちの状態が続くほどの人気となっているそうです。
そんな数多くの人から支持されている中野ジェームズ修一さんが執筆された「世界一伸びるストレッチ」について、一部抜粋してご紹介させていただきます。
硬さが解消されない5つの理由
硬さが解消されない5つの理由を紹介しています。
それがこちらです。
やり方が間違っている
ストレッチってなんとなく学生の頃の体育の授業や部活でやっていたやり方でやっていますよね?
お風呂上がりに股を開いて足先に向けて手をつけようと反動つたり、
足を揃えて座ったまま、後ろから背中を強く押してもらったり、
中野ジェームズ修一さんいわく、なんとなくやっているやり方だと柔軟性は向上しないとのこと。
- たとえば骨盤から上体を前傾させるべきなのに、骨盤が後傾したまま前屈
- もう少し長くキープすべきなのに、さっさと次のポーズに移る
やり方が間違っていたせいで、柔軟性が上がらずに、硬いままの人が大勢いるそうです。
ポーズが合わない
一般的に知られているストレッチでも人によっては、伸びないことがあるとのこと。
硬い部分を伸ばそうとしても、他の部位の硬さや体のクセ、昔のケガなどが原因で伸びないことがあるようです。
そんなときは立位や座位を試す、イスを使うなどしてみると、違ったやり方でやってみるとこれまでにない伸び感を得たりするそうです。
あたなにあったストレッチを見つけて、そのストレッチでやらないと柔軟性は向上しないということです。
頻度が少ない
ストレッチを行う頻度が少ないのも原因です。
平日は、仕事で疲れてるから土日だけ1時間かけてしっかりやってるよりも毎日少しだけでもやった方が効果があるようです。
毎日コツコツですね。
体の形状を無視している
学生時代に体育の授業でやらされた、一方向にじっくり伸ばすストレッチですが、一方向に伸ばし続けても伸びない筋肉はたくさんあります。
一方向に伸ばすだけではなく、その状態からひねったり、ねじったりする動きを取り入れた方が効果的なのです。
ルールやコツを知らない
たとえば、太くて強靭な太ももやお尻の筋肉が硬いからといって、そんな脚より細くて力の弱い、腕でいくら引っ張ったとしても伸ばしきれません。
こんなときに役立つのがストレッチのルールとコツです。
体重を操るなど、ひとつ知っているだけで得られる伸び感に天地ほどの差が生じることさえあります。
本記事の後半で解説します。
体の硬い人が口にする5つのこと
体の硬い人は『悪』ではなくて、ストレッチを行う生活習慣を身につけられれば、『より快適』になるよっ話です。
体が硬い人を否定している訳ではないので悪しからず。
硬いのは生まれつき
自分は身体が硬いから、柔らかくなるのを最初からあきらめられている方多いですよね。
ストレッチを継続すれば必ず柔軟になれます。
人間生まれた時は、誰でも柔軟性があるのですが、関節の可動域が狭くてもできる小さな動作ばかりを繰り返していると筋肉が硬く縮んでいってしまうのです。
遺伝的に関節の可動域が狭い人もいますが、ストレッチを続けていく80代の方であっても柔軟性を取り戻すことができます。
気持ちよく伸ばせない
ストレッチ=痛いのイメージが強い、からストレッチを続けられない。
そう思う方いると思います。
中野ジェームズ修一さんが指導する際に引用されている言葉がこちらです。
ストレッチングは楽しく満足すべきもので、気持ちよくなくてはならない。楽しめなくなったとき、それは単に自分を傷つける刺激でしかない
(マイケル・J・アルター)
ストレッチは我慢してやるイメージを払拭しましょう。
痛いから動けない
筋肉が収縮して、過緊張状態が続くと、血液循環が悪化します。
そうすると、必要な栄養素や酸素を運べなくなり、老廃物が蓄積していきます。
最終的に、体から警告信号として、発痛物質を分泌されるのです。
ブラジキニン
これらが分泌されると、こりや疲労、痛みや不快感が生じてしまうのです。
これらを緩和させるための方法は、筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせるストレッチなのです。
ストレッチをする時間がない
時間がないなら、わざわざマット敷いて、がっつりストレッチをやらなくても良い。
入浴ついでに湯船の中だったり、テレビを見ながらだったり、オフィスでイスに腰掛けたままできたり。
やり方は、工夫あるのみです。
頑張っているのにやわらかくならない
『伸張反射』と言って、筋肉は瞬間的に伸ばされると、反射的に縮もうとする性質があります。
筋肉には、『筋紡錘』と言って伸び縮みする情報を脳に伝達するためのセンサーが埋め込まれています。
痛いと感じるくらい伸ばすと、その『筋紡錘』が脳にSOSの信号がいき、脳は筋肉に縮みなさいと司令が出してしまうのです。
なので、反動をつけてストレッチをやると、かえって『伸張反射』の作用が働くので、伸びにくいのです。
そのため、『静かに』、『ゆっくり』、そして何よりも『気持ちよく』やることが大切です。
ストレッチのルール
中野ジェームズ修一さんいわく、ストレッチのルールってあるとのことです。
決めポーズが完成してから30秒
しっかり伸びた状態の姿勢になってから20〜30秒キープ。
反動つけてのストレッチはNGです。
一方向だけではなく、伸ばす方面を変えることも大事です。
呼吸を止めない
吐く時間を長くすると、副交感神経が優位になりやすく、自然と呼吸が深くなり、筋肉もリラックスした状態となります。
呼吸をすることでより可動域を広げやすい筋肉の状態となり、効果的に働きやすくなります。
呼吸を忘れないようにしましょう。
「痛(いた)気持ちい」ところまで伸ばす
痛いのは無理ですよね。でも何も感じないのは、伸びが足らない。
なので、ちょっと痛いけど気持ち良いくらいを目指しましょう。
硬い部分こそ優先的に伸ばす
ストレッチは硬い部位、硬くなりやすい部位を重点的に行うのが効果的です。
左右や裏表の筋肉の柔軟性に差があると、ケガや不調の要因になるからです。
アンバランスが一番の問題です。
週に5~7日行う
週に1回時間をかけて全身を伸ばすよりも、週に5〜7日続ける方が効果的です。
習慣にできるまで時間かかりますが、歯磨きと同じくらいの感覚でできるようになれば最適です。
まとめ
なんとなくストレッチをやっていても、伸びないので、きちんとしたやり方をまずは学んで継続してやることが大切です。
180度開脚とか、床にべたっと身体をつけられるようにならなくても、今より柔軟性が増すだけでも体調が大きく変わると思います。
自分は硬いからストレッチに抵抗ある方こそ、ストレッチを継続すれば、大きく変われることを本書で学ぶことができます。
よかったら、今日からストレッチを習慣にしてみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。