こんにちは。TODO(トド)です。
今回、ご紹介させていただく本は「外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣」です。
この本は、ヨガに興味がない方、ヨガに抵抗を感じている男性に向けた内容となっています。
ヨガって特殊なポーズしたり、独特の思想があったりなので、牽制される方も多いと思います。
そんなイメージを持たれた方にとってもヨガの良さがわかりやすく書かれた本となっております。
著者の竹下雄真さんは東京都広尾で会員制のヨガスタジオ(デポルターレクラブ)を経営しており、そこには社会的地位の高い「一流の男性」が訪れているとのことです。
なぜ、一流と呼ばれる男性がヨガに夢中になっているのか?
大企業やベンチャーの経営者、外資系企業に勤めるビジネスマン、個人事業家、投資家などエリートと呼ばれる人たちがヨガに夢中になってやっているのか。
この本を読めば理解できます。
本記事では、その本の一部を抜粋してヨガの魅力についてご紹介させていただきます。
目次
なぜヨガがビジネスマンの「最強の武器」なのか?
(出展:Deportare Club)
著書の竹下雄真さんは、もともと、とあるフィットネスクラブで有名なIT社長やアスリートに対してウエイトトレーニングを中心にトレーナーとして活動されていました。
そんな竹下さんがヨガスタジオを設立した理由がこちらです。
いくら鍛えて、見た目がマッチョになっても、メンタルまではなかなか鍛えることができなかった。
体がかたいから敬遠していたヨガだったが、いざ始めて見ると効果はてきめんだった。明らかにこれまでと体と心の状態が違うのだ。
体の可動範囲は広がり、しなやかさが増した。また、筋肉の緊張が取れやすくなり、骨格のバランスも矯正され、血行促進や内臓の活性化にもつながった。よって、季節の変わり目で悩まされていた体調不良も改善された。
ご自身のヨガの経験から、もっと多くの人にヨガを広めて、特に悩める男性に対して、ヨガの効果を実感してもらいたいと考え、デポルターレクラブを設立されたそうです。
あなたはヨガを誤解している
(出展:Deportare Club)
ヨガとはポーズ・呼吸・瞑想でカラダとココロを整える最強の習慣だ
著者の竹下さんいわく、ヨガとは大雑把に言えば、
②呼吸
③瞑想
とのことです。
現代人の呼吸は基本的に浅く、早い。それを意図的に深く、ゆっくりと行なうことで心身に与える好影響は計り知れない。
さまざまなポーズや呼吸は、すべて深い瞑想をするために行なう。
一般的なヨガのイメージってポーズやっている感じだと思いますが、ヨガの良さって、実はあまり知られていない、呼吸だったり、瞑想だったりします。
ヨガのレッスンを体験されたことがある人ならわかると思いますが、1時間のレッスンの場合、50分くらいはポーズしたりしますよね。
そして、最後にシャヴァーサナの時間があります。
シャバーサナとは、仰向けになって目を閉じて、動かした身体をリラックスさせるポーズです。
ヨガのポーズは、このシャバーサナの時間のために行なっているのです。
あなたにいま必要なのは「足し算」のエクササイズではなく「引き算」のエクササイズ
(出展:Deportare Club Interview 岡田武史×竹下雄真)
本書では筋トレとヨガの違いを説明しています。
著者の竹下さんは、長年筋トレをされてきて、筋トレがもたらすものの大きさを実感しています。
そんな竹下さんは、このように語られています。
筋肉をつけることでストレス耐性は高まるかもしれないが、いわばそれは鎧を着こむようなもので、根本解決にはなっていない。
現代人のほとんどに必要なエクササイズは、筋トレのような「プラス」のエクササイズではなく、むしろ余計なものを削ぎ落とす「マイナス」のエクササイズなのではないかと考えている。
ヨガは余計なものを取り除くエクササイズだ。
ヨガが今の時代に必要な理由として、現代社会特有のところからきています。
スマホやSNSから垂れ流される情報に振り回されたり、他人と比較してしまいがちだったりと、過度なストレスに陥りやすいのです。
そして、歳を重ねれば重ねるほど余計な感情がこびりついてしまうのです。
そのため、筋肉という鎧を着るのではなく、そのような情報やストレスを取り除く行為が必要であるとのこと。
心と体はつながっている。体を柔軟にして、ポジティブでやわらかい心をつくろう
心が弱っていたり、ネガティブな思考の人って体が硬い人が多いと竹下さんは仰っています。
整体師によると、うつの傾向がある人の体を触ると、凝り固まっていることが多いという。
体に不調がある人は気持ちから変えよ。心に不調がある人は体から変えよ」
体が硬いと肩こりや腰痛に悩まされ、気分が落ち込む。
その一方、ネガティブ思考だと運動する機会が少ないので体が硬くなっていってしまう。
このように心と体は密接に関わっているので、体を変えれば心も変わるのです。
そのことに早く気づければ、心の不調を治すには身体を変えようとする気持ちが湧きますね。
「ヨガが女性のもの」というのは日本だけ。これからは筋トレとヨガのハイブリッドがカッコいい
(出展:Deportare Club Interview 康井義貴×竹下雄真)
2020年メルペイに買収されたスタートアップ企業のOrigamiの創業者である康井義貴さんもヨガをされる方です。
康井さんがヨガを始めた理由はこちらです。
「ひとつは体調管理ですね。ビジネスはいわばマラソンなので、今後何十年とやっていくためにカラダ作りというのは必須だと思っています」。
というのも、康井さんはアメリカでの暮らしが長く、そこで感じたのはアメリカの経営者のほとんどはランニングやトレーニング、ヨガなどの何かしらのワークアウトをしているということ。
その点、日本はアメリカに比べると遅れていて、健康への危機意識低いのが実態です。
ヨガは女性がやるイメージは、数年後には変わることでしょう。
「気持ちのリセット」ができれば自然とポジティブでやる気もわいてくる
先ほど、体と心は密接に関わっていることをお話ししましたが、体が不調になると心も不調のままですよね。
人間は本来、ポジティブでやる気に満ちた気持ちを持っているのだが、何らかの事情で体が不調になると、心も不調のままとなり、自然治癒ができなくなるのではないだろうか。
ネガティブな赤ん坊は見たことがない。本来、人はポジティブなのだ。
確かに、どんなにイライラしていたとしても寝れば、翌朝には気持ちが多少マシになったりしますよね?
不調の心をリセットすることが大切で、そのためにヨガはツールになり得るということです。
高城剛が語る! ストレスなく最高のパフォーマンスを生み出す方法
(出展:Deportare Club Interview高城剛×竹下雄真)
ハイパーメディアクリエーターという職業名で一時期に有名になられた高城剛さんもヨガをやられる方です。
ヨガを始めたきっかけについて、デポルターレクラブのインタビューで語っています。
大きな価値観の転換期が生まれた
同時多発テロをきっかけに考え方が変わった。
僕は30代前半ぐらいまで自分の健康なんか考えてなくて、トレーニングもしたことがないし、ノーケアだったんです。食べ物もファミレスに行ったり、ジャンクフードやコンビニのアイスばかり食べているような、ひどい食生活でしたね。
でも、2001年の911に同時多発テロが起きたときに、今まで僕らが信じていた価値観が変わった気がしたんです。
子どもの頃からどこかで憧れていたニューヨークの摩天楼が壊れて、形あるものが崩れ去った。体も一つの形ですよね。その中でもう一回自分自身も含めて形あるものを見直そうと思ったんです。
そこから、ウエイトトレーニングを始められガンガン体を鍛えるようになったらしいです。
そして、その後ヨガに出会います。
今度は、2008年にリーマンショックが起きるわけです。ここでまた僕の中で大きな価値観が変わって、もうちょっと精神的なステージに行かないと新しいことができないんじゃないかって思って、次の模索をしはじめたんです。
その中で偶然にも「アーユルヴェーダ」っていうインドの古典、世界で一番古い伝統医学に出会った。
ヨガというのは「生き方全般を考えるもの」だと気づいたんです。ウエイトトレーニングってトレーニング単体ですけど、ヨガは食事と瞑想なども含め、すべてが一つの世界でつながっていると感じたんです。
ヨガをきっかけに考え方が変わって、生き方が変わってきた感じですね。
いまは「出すこと」が大切な時代
これからの時代は、いかに身軽に生きるかが大事であるかを高城氏は語られています。
多くのビジネスパーソンは、稼ぐことや市場をとることが大事だとしたら、まず「テイク」することを考えるでしょう。吸うことですよね。そうじゃない、先に吐くんです。モノを減らすことも重要で、モノを買う前に先に捨てる。
先に全部出してから始めないと、ビジネスだろうが、ヨガだろうが、瞑想だろうが、体づくりだろうが、あらゆるものが、うまくいかないんですよ。
もう所有しても心が満たされなくなっている時代であることをみんな気付き始めています。
ヨガがビジネスパーソンに有効なこれだけの理由
(出展:Deportare Club Interview綾戸智恵×竹下雄真)
ビジネスマンが心身を整えないで仕事をするのは、アスリートがトレーニングしないで試合に出るようなもの
身だしなみを整えることは、一般的によく言われますが心も鍛えることが大切であるのにも関わらず、あまり知られていないのが現実。
著者の竹下さんはこう言われています。
私のスタジオに通う外資系企業に勤めるトップ営業マンも、以前は仕事で問題が起きると「どうしよう」と思っていたという。しかしヨガを始めてからは問題が起きると「おもしろくなってきたぞ」と思えるようになったのだという。
筋肉では鍛えられない、心の筋トレはヨガしかないのかも知れませんね。
朝いちばんから集中でき、仕事終わりまでパフォーマンスが落ちない
心の筋トレだけでなく、集中力と持続性も身につけられるとのこと。
ウエイトトレーニングが一瞬のパワーを生み出すものだとしたら、ヨガは長い時間パワーを出し続けられるようになるエクササイズだ。インナーマッスルを鍛えるとともにメンタルも強化されるため、長時間の集中が可能になるのである。
シンプルな脳をつくることで瞬時に正しく判断できるようになり発想力も増す
経営者や役職が上になると、その場その場ですぐに判断しなければならない機会が多くなると言われています。
人が判断を誤るのは余計な情報や感情に惑わされたときです。
そうならないためにも、頭の中をシンプルにする必要があるのです。
頭の中をシンプルにさせるのがヨガが効果があることが分かる研究結果が以下となります。
2009年にペンシルバニア大学医療センターの医師が行なった研究では、ヨガの初心者に、3か月間毎日1時間のヨガを実践してもらった。その後、脳をスキャンすると、左脳より右脳の活性化が大きいことが判明したという。
右脳はご存知のとおり、直感や創造性、音楽や空間、感情を司っている脳だ。
落ち込んでいる日、負けた日は何も考えずにヨガをやれ
飲んで忘れたり、本や映画を観たりするのもいいが、いちばんはやはりヨガだろう。なにも考えずにゆっくりと呼吸をしてポーズをとる。それだけで心身はリセットできるのだ。
うまくいかないことも含めて受け入れられる強さを持つことで、真の強さを手に入れることができるのだ。
酒を飲むのではなくヨガやると、すごく良いんですよね。
気持ちや心に不調をきたしたら、その感情に振り回されるのではなく、今の自分の状態が感情に振り回されていると客観視できるようになれば勝ちですね。
そういう時は、頭の中で嫌なことがリピートするので、酒飲んで忘れようとするのではなく、ヨガをやることをオススメします。
別にポーズ取る必要もなく、深い呼吸を繰り返したり、肩甲骨を伸ばすようなストレッチ程度で良いのです。
まとめ
現代社会において、意識しなければ、気づかないうちに不健康な生活を送ってしまう現代人。
情報が溢れ、常に頭の中は情報過多の状態。一昔前は、バリバリに仕事して稼ぐことが幸せの定義として位置付けられ、体力をつけるために筋トレ至上主義的なところがありましたが、
今は心と身体を身軽にすることが現代社会を生き抜く上で大切で、人々もそれを望むようになってきています。
そこでヨガは、現代人が必要それらの要素を体得できるツールであることを本書を読めば理解し、納得することができます。
ぜひ、これからの毎日を心身ともに健康に過ごしたい方は本書を手にとって、ヨガを習慣に取り入れて見てはいかがでしょうか。